2010年06月23日

hakai(ハ会)って?

昨日の夜渋谷のシンポジウム
『hakai(ハ会)2010』

テーマは「なぜ、日本では中古住宅の市場がこんなに
少ないのか。まだまだ住める住宅をわざわざ壊して、
新築住宅ばかりを建設するのか。」

→不動産業の仕組みに問題があるのではないか。
→金融政策に問題があるのではないか。
→きちんと建物を評価する仕組み(第三者の査定等)
ができていないのではないか。

特に大きく取り上げられていたのが
不動産仲介業が悪い慣習として行っている
『両手禁止』

両手禁止というのは、売主さんがある不動産業者に
売却を委託します。売買が成立すれば売主さんから
不動産業者さんは仲介手数料をもらえますが、

その不動産業者さんが買主さんを自分で
見つけると買主さんからも仲介手数料が
もらえます。つまり一つの物件を売却することで
仲介手数料が2倍もらえます。

悪い不動産業者さんは仲介手数料が
2倍欲しいがために、流通させずに『物件の囲い込み』を
しているんじゃないか。ということ。

特に大手系の営業マンはこの手法を
多用しているという実情。

この弊害として、中古物件の販売が停滞している。

『まだまだ住める物件をわざわざ壊して、
もしくは古屋つきとして、土地だけの価値で
売買する時代はもう辞めよう!』

そんな熱い議論が繰り広げられました。

中古物件大好き・中古バンザイ!の私としては、
共感すること多々あり。

ただ、一方で、住宅ローンを組む時に
中古建物の評価が低い。かつ、新築住宅にばかり
金融の優遇措置があることも事実です。

そして、買う方が一番心配されるのは、
本当にこの中古の建物が
大丈夫かどうか(何年もつのか)という不安もあること。

不動産学専門の明海大学齋藤教授のお話では、
中古物件が新築の取り扱いよりはるかに多い、
イギリスやアメリカでは建物を評価する専門家が
介在しないといけない法律があったり
オーストラリアなどでは
行政で地域や建物のリフォーム履歴を義務付けさせていたり
さすがに中古市場が成熟しているなと感じました。

パネリストには、

ホームインスペクター、中古住宅の品質チェックの
第一人者のさくら事務所の長嶋社長はじめ
http://www.sakurajimusyo.com/


中古のアパート、マンションが持つ風格と
現代建築をコラボさせた素晴らしい建築設計会社さん
http://www.bluestudio.jp/

明海大学教授の齋藤広子教授などなど

今後の中古市場を確実に変化させていくだろう方々の
パネルディスカッションはとても有意義でした。

おもしろいのはツイッターからこのシンポジウムが
生まれたこと。

そして、シンポジウム内の会場ではツイッターで様々な
意見が飛び交うこと。

次回は7月27日にあるそうです。

一番思ったことは、
不動産業者も宅建を取得しただけではだめで
勉強をし続けていかないとといけないと思ったこと。

海外では『不動産学科』や不動産大学があるのに対し、
日本では専門的に学ぶところが明海大学しか
ないそうです。

もっと勉強して、時代の流れを読み、

ひとりで多くのお客様が安心して楽しい物件探しが
できるよう努力していかないといけないなと
真剣に思いました。

hakai2010を企画してくださった皆様、
本当にありがとうございました。
次回も楽しみにしています。

p.s.ツイッターがばりばりできるよう?!
がんばります!

シンポジウムの会場内
CAGTKDON..jpg

プログラムです。
P2010_0623_090856.JPG
posted by まり at 09:52| Comment(2) | 不動産業界のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どうもありがとうございました。次回27日は、少し過激な?提言をします。会場にいらっしゃるのならぜひお声かけください!
Posted by 長嶋修 at 2010年07月02日 19:27
さくら事務所の長嶋さんでいらっしゃいますか!?
とても光栄です。ありがとうございます。
27日とても楽しみしております。
Posted by 福喜多真理 at 2010年07月02日 23:19
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。